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スカウトに伝えたい話 №001

いやさか(弥栄)
 日本に初めてスカウト運動が始まった頃のことです。
 私たちの大先輩佐野常羽氏がイギリスのギルウェル指導者訓練所で学んでいた時、
 所長のイルソンは入所していた13ヶ国の全員に「各国のスカウトの祝声を
 やってみよ」と言いました。
 日本連盟は古語の「弥栄」を使っていたので佐野常羽は
 「いやさか・いやさか・いやさか」と3回叫びました。この言葉の意味は
 「良い事はますます良くなるように、禍も転じて福となるように」と言うことです
 と説明すると、所長は非常に喜んで「発声法は日本が一番良い。その上、
 哲学が入っている」と賞賛して「これから、このいやさかをもって本訓練所の
 祝声とする」と言われました。その後も続々とこの訓練所で、世界の指導者は
 訓練を受けて各国へ帰っていったので、世界のリーダーで
 これを知らない者はありませんでした。

| 雑記 | 17:16 | comments (0) | trackback (0) |

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